昭和の時代、福岡のビーチといえば「百道海水浴場」。

当時ここは、市内の近場で海水浴を楽しむことができる人気の場所でした。
その後の埋立てで自然の砂浜が消え、海水浴場は閉鎖されてしまいました。その情景が奪われたと市民はとても悲しんだといいます。そして百道に“浜”がない時期が長年続きました。時は過ぎ平成元年。市制施行100周年を記念して開催された「アジア太平洋博覧会」(通称「よかトピア」)の会場として埋立地が再整備されました。この地は市民の念願でもあり、国内ではまだ珍しかった人工海浜「シーサイドももち」として生まれ変わったのです。
そして現在、若者で賑わう新しい海水浴場は、福岡の日常の光景のひとつとなっています。今の「よかトピア通り」が、自然の砂浜が続いた当時の海岸線だったとは今の若い人たちにとっては想像もつかないことでしょうね。
サザエさん発祥の地でもある、海岸線だったよかトピア通り

当時の百道海岸

[提供:福岡市]