WE LOVE FUKUOKA

知っているようで知らない福岡のこと、博多のこと。
福博の魅力を再確認できるユニークなコンテンツです。

山笠目前!「追い山」コースの名所めぐり

2020年05月26日

初夏の博多といえば、街は「山笠一色」に染まります。今回は追い山コースの名所を巡り、ひと足早く山笠の雰囲気を味わってきました。

博多祇園山笠といえば、やはり櫛田神社を外すわけにはいきません。大博通りに面した大きな鳥居のある表参道から向かいましょう。

櫛田神社の少し手前に「博多町屋ふるさと館」があります。休日には人力車も待機しているんですね。


中に入ると博多塀のある裏庭があり、散策途中の休憩にもおすすめの場所です。

博多の総鎮守、櫛田神社はすでに山笠ムード。桟敷席の設営も進められていました。

この時期ばかりは牛の銅像も足場の下で身を潜めています。でも、暑さしのぎにはよさそうですね。

もちろん、飾り山も見どころ。
櫛田神社の飾り山は常設展示されていますが、毎年7月1日に作り替えられるのだとか。この日は6月末だったので、作り替えられる直前です。

櫛田入りの舞台・清道の入口で、当日の熱狂ぶりをイメージしてみました。清道旗を一周した山笠は、博多の街へ駆け出します。

次に向かったのは、唐での修業から帰国した空海(弘法大師)が、博多滞在の折に密教東漸を祈願して建立したと言われる真言宗寺・東長寺。

福岡藩主・黒田家の墓所もこちらにあります。

お地蔵さんもすでに山笠の準備万端。
東長寺正面に設けられる2つ目の清道旗を、山笠が回ります。

さて、次の舞台は山笠発祥の地とされる承天寺。

鎌倉時代に博多で疫病が流行したときに、承天寺の開祖で当時の住職であった聖一国師が、町民に担がれた木製の施餓鬼棚に乗り、水を撒きながら町を清めてまわって疫病退散を祈祷したことが発祥と言われています。幅5メートルほどの狭い路地で清道旗を回るシーンは、山笠の見せ場の一つ。このあと東町筋を抜け、恵比須通りから大博通りに戻り、冷泉町から西町筋を駆け抜けます。

その後、奈良屋町を通って、廻り止めのある須崎町へ。ラストスパートで盛り上がる地点です。

すぐ近くには「追い山用品専門店」が。赤ちゃん用の山笠グッズも揃っているのだとか。

追い山当日は、角にある石村萬盛堂さんの2階の窓から各流れの全コースタイムが発表され、観客から歓声があがるのだそうです。今年の山笠はどんな盛り上がりを見せるのか、ますます楽しみになりました。

カテゴリー一覧

  • ジャンルから探す

    • グルメ・ショップ(0)
    • イベント・アクティビティ(0)
    • スポット(0)
    • 歴史(0)
  • 場所から探す

    • 福岡市(0)
    • 北九州市(0)
    • 久留米市(0)
    • 飯塚市(0)
    • 大牟田市(0)
    • 春日市(0)
    • 筑紫野市(0)
    • 糸島市(0)