※【最新情報】2024年7月13日
月収のうち、貯金もしくは投資に回している金額の割合は、平均的にどのくらいなのでしょうか?年代別に違いはあるのでしょうか?調べてみました。

月収に対する貯金の割合はどのくらい?
もらった給料のうち、どれぐらいを貯蓄に回すべきなのか?家族構成や生活様式によって変わってくるため、その質問に明確な答えはありません。ただ、平均的にどれぐらいなのかは気になるところです。
2023年の総務省家計調査によると、勤労者世帯の実収入平均は、1世帯当たり1カ月平均522,334円で、前年に比べ2.4%の減少となりました。
(2023年 総務省家計調査調べ)
平均貯蓄額は前年より2.3%減少しました。現象は5年ぶりで物価が高騰し、生活費などがかさんだ影響も考えられます。
年代別に見てみると、貯めやすい時期がわかる?

とはいえ、実態は家族構成やライフステージによっても変わってきます。そこで、世帯主の年代別の平均貯蓄率を確認してみましょう。
20代 収入平均値:543万円 収入中央値:400万円 貯蓄割合の平均値:17%
30代 収入平均値:570万円 収入中央値:500万円 貯蓄割合の平均値:14%
40代 収入平均値:581万円 収入中央値:500万円 貯蓄割合の平均値:12%
50台 収入平均値:654万円 収入中央値:600万円 貯蓄割合の平均値:12%
上記の通り、若い世代ほど貯蓄の割合が高いことがわかります。
結婚して子どもが生まれる30代後半以降は、独身時代や夫婦2人で働いていた時期ほどお金を貯めやすくなくなってきます。子どもが進学して教育費がかさむ時期である40代から50代は、さらに貯蓄がしにくくなる様子が伺えますね。
また、現役を引退する60代以降は、貯蓄を増やすよりも使っていく時期に入ります。
独身時代から子どもが幼稚園に入る前の小さい時期までに、貯蓄の割合を高くキープしておきたいところですね。
目標金額と期限を定めることで、より具体的に!

独身時代から子どもが生まれる前までは手取り収入の3割程度、子どもが生まれた後から引退前までは2割程度を毎月貯蓄していれば平均的ということができそうです。
ただし、貯蓄の割合にだけこだわってしまうと、実際の状況にそぐわず、生活を犠牲にしてしまうこともあるかもしれません。
そんな事態を避けるため、平均的な割合を参考にしつつ、自分なりの目標金額と期限を定めて予定を立ててみることで、無理なく貯金していくのがおすすめ。
例えば、目標金額を1000万円、期限を10年後と定めた場合、年間100万円を貯蓄していくことが必要になります。1ヶ月あたり8万円の貯蓄ですね。この数字は現在の月収からみて割合的にどうでしょうか?
このように目標金額と期限を定めることで、より具体的に、毎月の貯蓄額をイメージすることができるはず。ぜひ試してみてくださいね。
月収に対する貯蓄比率は平均で21%程度、年代別に見ると若い世代のほうが貯めやすいということがわかりました。ライフステージも考慮しつつ、目標金額や期限を具体的に定めて毎月の貯金額を決めることで、よりスムーズに貯蓄ができそうですね。がんばりましょう!