※【最新情報】2024年7月13日
2016年4月からスタートした電力自由化。すでに10年近くが経ちました。昨今の物価高と同じく、電気やガスなどのエネルギー関連も値上げしてしまい、お財布事情についても見直す良い機会と考えている方は少なくないはずです。まだ電力会社を切り替えていないというご家庭も、状況に合った電力会社やプランを選ぶことで、電気代を節約できるかも!現在の電力会社から新電力会社へ切り替える手順と気になるポイントをご紹介します。
まずは電力会社&プラン選び
まずはじめに、電力会社とプランを選びます。電力会社の比較サイトなどを利用すると、いろいろなプランを一気に見ることができます。気になった電力会社があれば、その公式サイトの情報をチェックしてみましょう。
比較や見積もりの際は、毎月届く「電気ご使用量のお知らせ」を用意しておきましょう。現在の電気の契約について、必要な情報が掲載されています。
エリアによって契約できる電力会社は変わってきます。いいなと思った電力会社でも、エリア外で契約できないことがありますので注意が必要です。
また、今までと同じ電力会社でも、新しいプランに切り替えることでお得になるケースもあります。現在の電力会社の情報もチェックしてみましょう。
なお、建物全体で電気を一括契約している集合住宅では、電力会社の切り替えができない場合があります。集合住宅の場合は、一度、不動産会社や建物のオーナーさんに確認してみると確実ですね。
新しい電力会社へ申し込み
電力会社とプランが決まったら、次に申し込みを行います。インターネットからの申し込みがスムーズですが、不安な場合は電話や店頭での申し込みを利用するとよいですね。
申し込みの際も、現在契約中の情報が必要となります。「電気ご使用量のお知らせ」を用意しておきましょう。
<必要となる情報>
・現在の電力会社名
・現在の電力会社のお客さま番号
・供給地点特定番号
「電気ご使用量のお知らせ」がない場合は、現在の電力会社に問い合わせると教えてくれます。
現在の電力会社への解約手続きは、新電力会社が代行してくれることが多いです。ただし、自分で廃止申込書を出すことが必要なケースもありますので、申し込み時に「手続きの流れ」をよく確認してくださいね。
スマートメーターの取り付け
電力会社を切り替えるには「スマートメーター」への交換が必要です。現在、スマートメーターになっていない場合には、新電力会社から「スマートメーターの取り付けに関する連絡」が来ます。
スマートメーターとは、検針員が来なくても電気使用量の確認ができる自動検針機能があり、30分単位で細かく電気の使用量が把握できる、デジタル式の電気メーターです。
スマートメーターの取り付けには、特に費用はかかりません。大手電力会社ではスマートメーターへの切り替えが進んでいますので、新しく建てたお家などではすでにスマートメーターを利用しているケースも多いでしょう。
スマートメーターは屋外にあるため、交換に際しては立ち会いが不要なことが多いです。ただし、建物の状況等によっては立ち会いが必要になるケースもあります。その場合は、電力会社から連絡が来ますので、日程の調整を行います。
新電力会社からの電気の供給開始
申し込みを済ませて、スマートメーターへの交換も終わったら、あとは新電力会社への切り替え日を待つだけ。
スマートメーターへの交換工事が必要となる場合は、およそ2週間程度。
交換工事が扶養である場合は、およそ4日程度で切り替えが可能です。
具体的な切り替え日については、切り替え先の電力会社にご確認ください。
切り替え日は、新しい電力会社から封書やメール等で通知があります。切り替え時は停電しませんので、切り替わった瞬間は実感できません。
新しい電気のプランでは、アプリやホームページを通じて使用電力量を確認できるサービスなども充実しています。そういったものを見ると、切り替わったことを実感できますね!
大掛かりな工事や停電もなく、簡単な手続きで、意外とあっさり切り替わる新電力。「面倒かも」と思っていた方も、この機会に検討してみてはいかがでしょうか?ちょっとした手続きで電気代がお得になるかもしれません!