都市ガスの基本料金はいくらぐらいかご存じですか?都市ガスの料金の仕組みを理解し、毎月の費用を計算できるようにしておけばお引越などの際に役立ちます。簡単な節約術と合わせてご紹介します。
都市ガスの基本料金はいくらぐらい?
プロパンガスに比べて、安いと言われる都市ガスの料金。都市ガスの会社は日本全国各地に200社以上もあり、それぞれが価格を決めているため、地域によって基本料金は異なります。
全国的に基本料金は900円から1000円程度。ただし、1ヶ月のガス使用量によって基本料金は変わってきます。
都市ガスの料金の仕組みはこうなっている!
都市ガスの料金は、「基本料金」と「従量料金」の2つの組み合わせで決定されています。
ガス料金=基本料金+従量料金
<基本料金>
基本料金は、その月のガス使用量に応じて変動します。1ヶ月の使用量が少ないほど、基本料金も低くなります。
<従量料金>
従量料金は、ガス使用量に応じて変動する従量単価に、ガス使用量をかけて計算します。
従量料金=従量単価×ガス使用量
基本料金と従量料金は、ガスの使用量で大きく変動します。使用量が増えるとガス代も大きく増える仕組みとなっているのです。
西部ガスでは、使用量が0㎥から15㎥までのときの基本料金は896.40円、従量料金は1㎥あたり208.68円です。
引っ越しする際はこんなところに気をつけて!
引越しする際は、現在住んでいる部屋のガスの使用停止と、これから住む部屋の使用開始の手続きを両方行います。
使用停止するガスの料金は、前回の検針日から使用停止日までのあいだのガス料金を日割り計算して支払います。ガスの使用停止に立ち合い、現金で精算することも可能です。使用開始時も、開始日から次回検針日までの料金は日割り計算となります。
転居元と転居先のガス会社が同じとわかっている場合、使用停止の申し込み時にその旨を伝えましょう。口座振替などの支払い方法を引き継ぐことができます。
すぐに始める!ガス代の簡単節約術
使えば使うほど高くなっていく仕組みの都市ガス代。少しでも使用量を抑えて、節約したいものです。簡単で今すぐできる節約術をご紹介します。
<お風呂:家族がなるべく続けてお風呂に入る&フタをする>
ガス代の多くを占めているお風呂。節約するには、なるべく追い炊きをせずに家族全員がお風呂を済ませることがポイントです。家族が続けてお風呂に入れる時間帯を選び、お風呂をいれましょう。またフタをすることでお湯の温度を保つことができます。
<シャワー:出している時間を減らす&節水シャワーヘッドを使う>
シャワーで使うお湯を減らすことでもガス代を節約できます。頭や身体を洗う際、無意識にシャワーを出しっぱなしにしていませんか?そういえば・・・という方は洗っているあいだはシャワーをとめておくように意識してみましょう。また節水タイプのシャワーヘッドに交換することで出すお湯の量を減らすことができます。
<キッチン:同時調理や余熱を活用する&圧力鍋で時短>
お味噌汁を作るついでに野菜を茹でるなど、ひとつの鍋で同時に調理をすると、時間も短縮になり、ガス代も節約できます。また鍋を使ったあとの余熱を利用してゆでたまごを作るなども有効です。また調理時間を大幅に圧縮してくれるのが「圧力鍋」。長時間煮込む煮物などに威力を発揮しますよ!
都市ガスのガス料金の仕組みや引越しの際のポイントをご理解いただけたでしょうか?ガスの使用量を抑えて、基本料金や従量料金を安く抑えたいですね。簡単節約術もぜひお試しください!