※【最新情報】12月7日
一人暮らしを始める際に必要となるコンロ。実は都市ガス用とプロパンガス用があるのをご存知ですか?ガスコンロは、自宅のガスの種類をきちんと確認してから購入しましょう。ここではガスコンロを買う際の注意点をまとめてお伝えします。
実は種類があるんです。ガスコンロの基礎知識
アパートやマンションで自炊する場合、ガスコンロが必要ですよね。このガスコンロ、入居時にあるのは置き場所のみで、多くの場合自分でガスコンロを購入して設置する必要があります。そしてガスコンロで使用するガスには2つの種類があるのです。一つは都市ガス。これは住居にガス管が通っている地域のみ使用することができます。
一方、都市ガスの管が通っていない地域ではプロパンガスを使用することになります。この2つのガスは主な成分も違い、特徴も違うため調理のためのガスコンロはそれぞれ専用の器具を使うことになります。お住まいになる住居のガスに合わせて「都市ガス用コンロ」「プロパンガス用コンロ」を正しく選び用意しましょう。引っ越し先のお部屋のガスタイプは仲介する不動産業者に確認しておくとよいですね。
間違うと事故につながるかも!とっても重要なコンロの種類

ガスコンロ売り場を見てみると都市ガス用とプロパンガス用のコンロがあります。自宅のガスの種類を確認せずに間違った器具を使うと重大な事故につながる恐れがあるので注意が必要です。
なぜなら、都市ガスとプロパンガスは同じガスでも成分は全く違っているのです。プロパンガスは液化した石油ガス、都市ガスはメタンを主成分とする天然ガスが主成分。例えば同じ火力を実現しようとするとき、この2つのガスでは必要とするガスの量が違うのです。そのため、間違った器具を使うことで不完全燃焼し一酸化炭素中毒を引き起こしたり、おもわぬ大きな炎が上がるなどの危険性があります。
さらに都市ガスの中でも熱量によって機器が異なります。一般的には12Aや13Aというものになりますが、ガス会社によってはこれ以外にL1、5C 、6A などの熱量もあり、それぞれ使用できる機器は違います。対応しているガスの種類と熱量ははガスコンロ側面のシールに記載されていることが多いので購入の際はよく確認しましょう。
1口?2口?種類もいろいろガスコンロのサイズ

自分で設置するタイプのガスコンロにはいくつかのサイズがあります。まず基本の大きさは2口コンロ60㎝のもの。実寸は59㎝ほどなのでガス台のスペースが60㎝以上あるなら「60㎝幅標準タイプ」のガスコンロが置けます。スペースが56㎝以上60㎝以下の場合は「56㎝幅コンパクトタイプ」のものを。これも2口コンロになります。スペースが56㎝以下であれば幅が30㎝ほどの「1口タイプのガスコンロ」が設置できます。ガスコンロを置くスペースは設置台の一番幅の狭い個所を正確に測っておきましょう。
引っ越し先がプロパンガス!そんなときの対応教えます
今まで都市ガス用のガスコンロを使っていたのに、引っ越し先ではプロパンガスだった・・・!なんてこともありますよね。そんなときにはプロパンガス用のガスコンロを買いなおすのが一般的。ただし簡単に買いなおすといってもプロパンガス用コンロは1万5000円~10万円ほどと高額なもの。特に今まで使用していた都市ガス用コンロが、使用頻度も少なく状態がよかった場合、もったいない気もしますよね。実はガスコンロは都市ガス用からプロパンガス用に改造することができます。その場合、引っ越し先のプロパンガス会社にお願いするのがよい方法。ノズルやダンパー、ガバナと呼ばれる部品等を交換し、プロパンガス対応のコンロに改造します。費用はおおよその相場で5000円~1万円前後。これならプロパンガス用コンロを購入するよりも安く済みます。引っ越し先の部屋がプロパンガスだった!と慌てて高額なコンロを購入する前に一度検討してみてはいかがでしょうか。
IHコンロを検討される場合の注意点
最近は、学生の一人暮らしなどで親御さんが火を使わせることに不安を感じていらっしゃる方も増えてきました。
そこで、IHコンロを検討されている方も多いのではないでしょうか。
メリットとしては、掃除が楽になる点でしょう。対してデメリットと言われるのは、調理器具の買替が必要になる点です。
そんなIHコンロの注意点もご説明していきます。
契約アンペア・ボルト数の確認
IHコンロの商品によって必要なボルト数の記載がございます。その場合、お部屋のコンセントのボルト数が対応しているのか確認しておきましょう。また、アンペア数やブレーカーの容量も確認しておくことで、電気が落ちることを防いでおきましょう。
コンセントの確認
キッチンスペースにコンセントがあるのか確認しましょう。延長コードを用いて使用する場合は、容量に余裕があるものを選ぶようにしましょう。
いかがでしたか?間違った使い方をすると重大な事故に直結してしまうガス機器。しっかり確認して適切なガスコンロを用意してくださいね。