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うちって多い?少ない?気になる「貯金の平均金額」調べました

2024年07月22日

※【最新情報】7月22日

人と比べるものではない・・・とはいえ気になる「他の人はいったいどのくらい貯金があるの?」そんな疑問を解決するべく、年代別に貯金の平均値と中央値を調べてみました。

平均値と中央値の違いは?

貯蓄に関するデータの見方として、平均値と中央値の2種類について解説していきます。

平均値
平均値は、すべてのデータを考慮できる、データ全体のイメージがつかみやすい等のメリットがある一方、極端にデータの数値が大きい、小さいによって平均値がもっともデータ数の多い数値とはずれてしまうというデメリットがあります。

中央値
中央値は、データを大きい方、または小さい方から順番に並べた際に中央に位置している数値の事で、2つのデータが中央に位置している場合は、2つの平均値を中央値とします。

年代別に見る貯金の平均金額

年代毎に貯金の平均金額は異なり、また独身か既婚かによっても変わってきます。
その点も考慮しつつ、年代別の貯蓄平均額を見てみましょう。

<~ 29歳>
独身者
平均値:176万円
中央値:20万円

既婚者
平均値:214万円
中央値:44万円

20代は独身者も既婚者も大きく差はなく、既婚者でも貯蓄が少ない人は存在する状態です。
20代は働き始めの社会人や娯楽やレジャーへの支出も多いことから貯蓄に回す額が少ないことが予想されますね。

<30 ~ 39歳>
独身者
平均値:494万円
中央値:75万円

既婚者
平均値:526万円
中央値:200万円

30代は20代と比較して、既婚者の貯蓄への意識が高まりつつあります。その要因としては、子供の教育費や住宅購入などを見据えて貯蓄をしている方が増えることではないかと考えられます。
また独身者では、平均値と中央値の乖離が大きくなっています。経済的な格差が大きくなっていることが考えられます。

<40 ~ 49歳>
独身者
平均値:657万円
中央値:53万円

既婚者
平均値:825万円
中央値:250万円

独身者は中央値が30代より約20万円低下しており、さらに経済的格差が広がっていることが考えられます。既婚者は30代と比較して中央値に大きな乖離はありません。脅威くひゃ住宅ローンなど出費が重なり貯蓄が増えにくい世代ともいえます。

<50 ~ 59歳>
独身者
平均値:1048万円
中央値:53万円

既婚者
平均値:1253万円
中央値:350万円

独身者は30,40代と変わらない中央値ですが、平均値は、最高金額でさらに経済格差が発生している状態です。既婚者は、平均値だけでなく中央値も高くなっています。

 

参考:家計の金融行動に関する世論調査「単身世帯調査」(令和4年)/金融広報中央委員会
家計の金融行動に関する世論調査「二人以上世帯調査」(令和4年)/金融広報中央委員会

 

お金が必要なライフイベント

大きな支出が考えられるライフイベントを3つご紹介します。

結婚費用
ゼクシィ結婚トレンド調査2023によると、挙式、披露宴、ウエディングパーティー総額の平均は327.1万円という結果で、前年と比較して23.3万円増加しています。コロナ過も落ち着き、招待客が増加傾向にあることも要因と考えられます。

教育資金
教育資金は、子供の大学卒業までにかかる教育費の事です。文部科学省の試算によると、大学卒業までにかかる教育費の平均は、幼稚園から大学まで国公立で約800万円、すべて私立の場合は、約2200万円といわれています。

住宅購入費
夢のマイホーム購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。
住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」/2022年度の結果では、土地付き注文住宅の場合、約4700万円、剣舞住宅の場合、約3700万円、マンションの場合、約4900万円、中古戸建は、約2700万円、中古マンションは、約3200万円という結果が出ました。

平均と比べてみていかがだったでしょうか?あくまで平均は平均。貯金0円から莫大な資産を持つ家庭まですべてひっくるめて計算されています。とはいえ、平均値を知ることで今後の貯蓄の励みにもなります。参考にして日々がんばっていきましょう!