※【最新情報】11月9日
一人暮らしで貯金はどれぐらいできるのでしょうか?簡単にできる貯金方法や収入に対する貯金の割合などをご紹介します。
みんなはどれぐらい?一人暮らしの貯金額
2016年に2500世帯を対象に調査した結果では、一人暮らしの平均貯金額は約941万円。しかしこの平均額を超えているのは全体の20%程度です。全体を多い順に並べてちょうど真ん中の数値を取った「中央値」は100万円となっています。
一方、貯金はゼロという人も48.1%と半数近くいるという結果に。人によってかなりばらつきがあり、貯金できている人とまったくできていない人に大きくわかれています。
なお、年齢別でわけると、平均値と中央値は以下の通りとなっています。
- 20代平均値 121万円
- 20代中央値 9万円
- 30代平均値 594万円
- 30代中央値 100万円
- 40代平均値 559万円
- 40代中央値 47万円
- 50代平均値 1391万円
- 50代中央値 80万円
- 60代平均値 1468万円
- 60代中央値 210万円
社会人となって10年以上経過した30代の一人暮らしの人であれば、ある程度の貯金がある人が多いと考えてよさそうです。
(家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]
収入に対して何パーセント?貯金割合の平均額

それでは、収入に対してどれぐらいの割合の金額を貯金に回しているのでしょうか?
手取り収入に対しての貯金割合の平均は10~14%。年間300万円の手取りであれば42万円を貯金している計算になります。
これを年齢別に見てみると、
- 20代 20%
- 30代 16%
- 40代 16%
- 50代 12%
- 60代 9%
といったように、若い世代の方が貯金をする割合は高く、年齢が上がるほど貯金をする割合は低くなっています。
これは、住宅ローンなどで支出が増えることや、同じ金額を貯金していても年収が低くなる若い世代はどうしても割合が高くなってしまうことが考えられます。
(家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]
今日から始めよう!簡単にできる貯金のコツ

貯金額や貯金割合の平均値を見て「私もがんばらなくちゃ!」と思ったところで、簡単にできる貯金のポイントをご紹介しておきましょう。
<ポイント1:目的や目標を設定しよう>
貯金を始めるにあたり、具体的な目的や目標を設定するようにしましょう。
これがない場合、モチベーションを維持することも大変ですし、迷ったときに踏みとどまれる理由がない場合は、結局浪費してしまい、なかなか貯金ができない傾向にあります。
例えば、車を買いたいなどの具体的な目標を設定して、金額まで設定するとモチベーションの維持もより簡単にできます。
<ポイント2:固定費を見直そう>
家賃や光熱費、通信費、保険料など、毎月出て行くことが決まっている支出を「固定費」と言います。固定費は減らせないと思いがちですが、見直す余地があるものはたくさんあります。
携帯やスマホ、インターネット等にかかっている通信費は、もっと安いプランに変更することができるかもしれません。また生命保険や自動車保険などの保険料は年間のトータルで見るとかなりの金額になります。これを見直すことができればその分を貯金に回すことができますね。
<ポイント3:毎日の食費を見直そう>
支出のなかで大きな割合を占める出費。一人暮らしであれば特にどうしても外食に頼ってしまっているという人も多いでしょう。1ヶ月間の外食のうち半分だけでも自炊に変えてみる・お昼の外食をお弁当に変えてみるなどすると、食費が浮き、その分を貯金に回すことができます。
<ポイント4:食費以外の変動費もチェックしてみよう>
家計簿をつけるのは大変ですが、自分がどんなことにお金を使っているか把握するため、1ヶ月間レシートを集めて分類してみましょう。レコーディングダイエットと同じで、どれぐらいの金額を使っているかを把握すると、不思議と減らせるようになるもの。化粧品や衣類、タバコやギャンブルなど、浪費が多いと感じたら、その部分から減らしてみてはいかがでしょうか。
貯金額や貯金割合の平均値、想像よりも多かったでしょうか?少なかったでしょうか?意外とみんな貯金に励んでいて衝撃を受けた!という方もいるのでは?貯金しよう!と思ったときがはじめどきです。できることから始めてみませんか?