ぞうさんの知恵袋

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水道代が高い!?今すぐできる水道代節約術

2020年07月29日

毎日の生活に欠かせない「水」。上手に節水して、水道代節約につなげる方法を、お風呂、トイレ、キッチンなどの場所別にご紹介します。

 

たくさん水を使う場所はどこ?

節約術のご紹介の前に、家庭の中で、たくさん水を使う場所がどこなのか確認しておきましょう。

<家庭で水を使う場所TOP5>
1位:お風呂 40%
2位:トイレ 21%
3位:炊事 18%
4位:洗濯 15%
5位:洗面その他 6%

1位はお風呂。トイレは数年前までは1位でしたが、トイレメーカーの努力で節水が進み、現在は2位となっています。3位は炊事での利用です。

では、この上位3箇所で水道代を節約する方法を見ていきましょう!

お風呂で水道代節約!

 

・お湯をためる回数を減らす
お風呂にお湯をためるには、1回約200リットルの水が必要です。これは金額にすると60円程度。30日間連続でためると1800円かかります。

お湯をためる回数を2日に1回に減らせば、その分水道代は減らせます。ただし、お風呂をシャワーで済ますという方法は、意外とシャワーで使う水が多くなってしまうことに注意。家族の人数が多い場合は、お湯をためたほうが節水になることも。

ためたお湯をきれいに保つグッズなどを利用して、もう一日沸かしなおして使うという方法もあります。その場合は、沸かしなおすガス代や電気代も考慮したいところ。

毎日お湯をためる場合は、残り湯を洗濯や庭の水遣りなどで上手く使い切るのが節水のポイントです。

・お湯はりの量を減らす
普段、200リットルのお湯をはっているところを160リットルまで減らせば、40リットル節水することができます。

自動お湯はり機能がついているお風呂の場合は、「湯量」や「水位」の設定を確認してみましょう。

・シャワーをこまめに止める
シャワーは3分間流しっぱなしにすると約30リットルの水が使われます。こまめに止めて節水しましょう。

髪の毛の長い方は、シャンプーのとき、手で泡をしっかり落としてから流すだけでも、シャワーを使う時間を短くすることができます。

節水タイプのシャワーヘッドに交換するのも効果があります。ホームセンターなどで販売されていますのでチェックしてみては?

トイレで水道代節約!

 

・トイレ洗浄の大小をきちんと使い分ける
流すときの大小を使い分けることで、1回あたり最大2リットル節水できます。2リットルといえば、大きなペットボトル1本以上です。なんとなくいつも大で流しているという方は意識してみて!

・最新式のトイレに交換する
10年前のトイレは流すのに1回約13リットルの水が必要でした。最近のトイレは、大だと8リットル、小は6リットルが基準になっています。最新型の節水型トイレでは、大で約5リットル、小なら約4リットルまで水の使用量が抑えられています。

「うちのトイレ、10年以上前からずっと使ってる・・・」という場合は、最新式のトイレに交換することを検討してみてもよいのではないでしょうか。

キッチンで水道代節約!

・流し洗いよりため洗い
キッチンで水を使うのは、調理よりも洗い物です。5分間水を流して洗うには、約60リットルの水が必要になります。ずっと水を流しっぱなしで洗うクセがついていると、かなりの水を使ってしまいます。

シンクに桶を置いて水をため、それを上手く使いながら洗う「ため洗い」をすることで、水を流す時間を短くすることができます。また、ひどい汚れは紙で拭いてから洗うと使う水の量を減らせます。

・食器洗い機を導入する
実は、手で洗う手洗いよりも食器洗い機のほうが水道光熱費の節約になると言われています。

手洗いで使う水の量は1回約80リットル超なのに対して、食器洗い機では約9リットル(機種やコースによって異なる)。年間にすると、なんと50トンを超える水を節約することができます。

食器洗い機の導入はハードルが高いですが、今後、引越しや新築・リフォームなどを考えるときには、検討項目のひとつにするといいですね。

水道代を節約することは、限りある資源である水を大切に使うことにもつながります。ちょっとした心がけでできる水道代節約術、今すぐ始めてみませんか?