ぞうさんの知恵袋

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毎月何にいくら使ってる?主な支出項目を把握して、節約につなげよう!

2020年07月29日

なかなか聞けない、でも気になるお金の話。どんなことに使っているか、どのような使い方をするのがいいのか、きちんと把握して節約につなげたいですよね。今回は、毎月出て行くお金である「支出」とその節約法について考えてみます。

家計の支出項目一覧を見てみよう

入ってくるお金「収入」に対して、出て行くお金を「支出」と言います。家計の支出は大きく以下のように分けられます。

<支出項目の一覧>
食費
水道光熱費
通信費
交通費
教養娯楽費
医療費
被服美容費
日用品
教育費
交際費
住宅費
保険
税金
その他

支出の項目は、特に法律などで決められているわけではありません。家計簿をつけるときなどは自分で自由に決めることができます。

例えばペットを飼っているおうちの場合は、ペットに関わる費用(ペット費)といった支出項目を増やして管理します。

支出は固定費と変動費に分けられる

支出は、固定費と変動費に分けられます。

<主な固定費>
固定費は、毎月決まって出て行くお金のことです。

・住宅費
賃貸であれば家賃、戸建てであれば住宅ローンの返済額など。
・水道光熱費
電気、ガス、水道代。
・通信費
電話、インターネット、携帯電話代など。
・教育費
保育料や授業料、給食費、習い事にかかる費用など。毎月かかる費用のほかに、臨時で出て行く費用は変動費として分けて管理してもOK。
・保険
生命保険、医療保険など。自動車ローンは自動車関連費用として別に分けても。
・税金
所得税、住民税、年金保険料、健康保険など。

 

<主な変動費>
変動費は、日々の生活のなかで出て行くお金のことです。別名やりくり費とも呼ばれます。

・食費
食料品やおやつ、飲み物、外食など。
・日用品
文房具やティッシュペーパーなどの消耗品、雑貨類など。
・交通費
電車代やガソリン代など。毎月決まって出て行く定期代などは固定費として分けて管理してもOK。
・教養娯楽費
スポーツ・映画・音楽・ゲーム・本・旅行にかかる費用など。
・被服美容費
衣服・クリーニング・美容院・化粧品など。
・医療費
病院代や薬など。

固定費と変動費、どちらから見直す?

節約に取り組みたいという場合、「固定費」と「変動費」、どちらから見直していくのがよいのでしょうか?

それぞれのお金の使い方によって、どちらが正解!というのはありませんが、一度見直すと長く効果があるのは「固定費」です。

例えば、ほとんど読まない新聞を取り続けて、毎月新聞代を払っているとします。新聞を取ることをやめれば、毎月3千円程度の支出が減ることになります。1年間に換算すれば36000円。かなりまとまった金額になりますね。

固定費のなかで特に見直しやすいのが「光熱費」と「通信費」。エアコンのフィルターを掃除する・なるべくお風呂に連続して入るなど、電気代やガス代を減らす知恵はインターネット上でもたくさん紹介されていますね。

また最近は電力自由化などもあり、電力会社やプランの選択肢が増えていますので、見直すことで継続的な費用を下げられる可能性があります。携帯電話についても同様に、新しいプランやサービスが出てきていますので、よりよい選択肢がないか探してみてはいかがでしょうか。

変動費である「食費」や「日用品」は、いろいろな工夫をすることで節約できる項目です。「節約できた!」と日々実感しやすい項目でもありますので、無理なくできるところから試してみるとよいでしょう。

まずはどの支出項目の金額が多いかを把握してみましょう。その上で、生活のなかでどのあたりに無駄があるか考えてみましょう。「ついコンビニに立ち寄ってしまう」「安くなっていると必要に迫られてなくても買ってしまう」といった自分の生活のクセを少し変えることが節約につながっていきます。

以上、主な支出の項目一覧と、節約のポイントについてご紹介しました。毎日節約のことばかり考えすぎてイライラ・・・とならないためには、継続的な支出を減らせる固定費の見直しから検討するのがよさそうですね。まずはそれぞれの支出項目にいくらかかっているのか、チェックしてみてはいかがでしょうか?