ぞうさんの知恵袋

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一人暮らしを始める前に、初期費用を準備しよう。

2024年08月19日

※【最新情報】8月19日

一人暮らしを始める際の初期費用の相場や内訳を把握し、新生活を始めましょう。住居契約時の初期費用を項目ごとに説明します。意外に知らない費用や引越代や家具家電代なども併せてご紹介します!

住居契約時の初期費用の内訳って何があるの?


お部屋探しを始めると、よく「初期費用」という言葉を聞くと思います。
初期費用の簡単な算出方法は、

『家賃 × 3.5~4ヶ月+敷金・礼金=初期費用』

になります。
例として家賃50,000円、敷金1ヶ月、礼金1ヶ月のお部屋を想定して算出してみます。
・敷金 1ヶ月:50,000円
・礼金 1ヶ月:50,000円
・前家賃 1日からの契約を想定した場合:50,000円
・仲介手数料 家賃の1ヶ月+消費税:55,000円
・鍵交換代金 18,000円と想定した場合:19,800円
・保険 2年間の保険に加入した想定:18,000円
・保証会社 家賃総額の50%が初回保証料と想定した場合:25,000円

このような項目が契約時に必要になります。
これらを合計すると、267,800円となります。
その他にも物件によっては、消毒代などの費用が掛かってくるケースもございます。

家賃に対してかかる項目

  • 敷金

お部屋を探したことがない人でも聞いたことがあると思います。
敷金を簡単に説明すると、「担保として預かるお金」です。
こちらに関しては、詳細は『敷金とは何?敷金について知ろう!』をご確認ください。

  • 礼金

こちらも敷金同様によく聞くと思います。
礼金も簡単にご説明すると、「入居時に借主が大家さんに支払い、退去時にも返金されないお金」です。
礼金の語源や細かい詳細は『礼金の意味や語源の解説と礼金ゼロ物件契約時の注意点』をご確認ください。

  • 仲介手数料

敷金や礼金同様に聞いたことがある方も多い仲介手数料。仲介手数料とは何を指す言葉でしょう。
契約手続きなどにかかる費用。成約報酬など表現されることがあります。

鍵や保険などその他の項目

  • ■鍵交換

入居前に引っ越し先の新居の鍵の交換を行います。その際に発生する費用です。
鍵の交換は必須?任意なの?なぜ鍵交換をするのか?などは下記に詳しく記載しています。
『鍵交換は必須?賃貸契約時の鍵交換について説明します。』

  • ■家財保険

賃貸契約時に何気なく支払っている方も多い保険。簡単にいうと自分の家財に対する保険です。保険の内容にもよりますが、洗濯機の故障などで、居室が浸水し階下の方に迷惑をかけた費用や、空き巣などの被害に対する費用などを負担してくれるものもあります。

  • ■保証会社

借りている人が家賃の支払いが滞った場合、大家さんに立て替えて家賃を支払ったり、入居前に契約希望者の家賃支払いが可能か審査をしたりする会社です。
詳細に関しては下記に詳しく記載しています。
『勉強しましょう! 賃貸物件契約時の保証会社とは?』

引っ越し後必要になる家電やそのほかの必要なものって?

住居の契約にも費用がかかりますが、一人暮らしを始めるには家具や家電、その他にも必要なものは多々あります。
家具に関しては、お部屋の間取りによって購入できるものを選ぶ必要があります。ワンルームや1Kタイプの間取りであれば、ベットやテーブル、テレビ台ぐらいが必要になります。
では、家電はどうでしょう?
上記図のように、家具(ベッド・ソファ・テーブル)には、30,000円ほど予算があれば良いです。
引っ越しの多い時期(1月~3月)などでは、家電量販店で「新生活家電セット」などセットでお安く購入できるものもあります。下記に家電にかかる金額の目安などを記載していますので参考にしてください。
『一人暮らしに必要な家電教えます。現代版「三種の神器」って?』

 

初めて一人暮らしをする場合は、家具や家電の配送と衣類の持ち込みですが、転居する場合に引っ越し業者を使う方も多くいます。引越代金は時期と量とサービスの内容で金額が異なります。転勤の方の多い2月下旬から4月上旬。9月中旬~10月上旬の期間は、引越代金が高くなるケースが多いです。その期間を除けば引越代金は抑えることができます。
一人暮らしの引越しではトラックが1台あれば良いでしょうが、荷物が増えトラックを数台使う場合、トラックの費用と人件費が追加され金額があがります。引越前に新居に必要がないものは整理しましょう。
エアコンの移設や不要品処分、荷造りサービスなど、色々なオプションがあります。会社によって金額は違いますが、オプションを追加することで金額があがりますので、自分でできることは引越前にやりましょう。

家具を買い家電を購入してもその他にも必要なものはあります。
引越し当日に「あっ。買い忘れた…」ということがないように、必要なものリストを事前に確認し、新生活をスタートさせてください!下記リンク参照。
『過不足のない快適な暮らしに!一人暮らしに必要なものはこれ』

初期費用をなるべく抑えるための方法とは?

住居に関する初期費用。家具や家電にかかる費用。その他の小物や消耗品を揃える費用。一人暮らしを始める際にはお金がかかります。

住居契約に関する初期費用の押さえ方をご紹介します。

  • ■契約日を1日契約にする

住居契約の初期費用には、日割り家賃と前家賃があります。これは、不動産会社が初期費用を預かり大家さんに送金する際に時間がかかる為、事前に当月分と翌月分の家賃を契約者から受領するものです。
例:2月10日契約の場合
2月10日~2月末までの日割り家賃と3月分の前家賃が必要になりますので、家賃1ヶ月と2/3か月分の家賃がかかります。
この場合、契約日を3月1日にした場合、3月分の家賃のみで契約が可能になります。
契約日を1日契約で初期費用を抑えましょう。

  • ■家賃交渉

入居希望者が多い物件は交渉は非常に難しいですが、初月家賃を無料にしてもらう(フリーレント)交渉などは、時期によってはできるケースもあります。詳しくは下記をご参照ください。
『家賃交渉ってできるの?家賃交渉のコツやポイント、時期を教えます。』

  • ■引越し日を平日にする

仮に契約日を1日契約にして、引っ越しも1日に行う場合、引っ越し代金が高いです。引越業者さんは、土日祝日や月末月初など費用が上がります。平日は引越代が安くなる業者が多いので、1日に契約をして、引っ越しを平日に行い引越代金を抑えましょう。
※2月下旬~4月上旬の期間中は平日や土日祝日問わず金額が高いのでご注意ください

選ぶお部屋によって契約時にかかる費用

必須ということはありませんが、新生活を始める際に、より快適にすごせるように入居前だからできるサービスがあります。
※こちらは契約を行う不動産会社によってはお取扱いがない商品もあります。
引っ越し前でないと買う機会のない商品ばかりです。
より快適な新生活をおくる為に必要な商品は購入しておきましょう。

引っ越し後に害虫と出会わない為に…室内消毒

 

引っ越ししていきなりゴキブリと遭遇…。
想像しただけで嫌な気持ちになる方が多いと思います。
入居後に虫と遭遇したことを機に引っ越しを検討する方もいます。近年契約時に室内の消毒をしてくれる業者も増えてきました。家具や家電などの搬入前に消毒を行い快適な生活をおくりましょう。
ゴキブリの特性をしって対策は事前に行いましょう!
『一人暮らしでゴキブリと遭遇したら…ゴキブリの対策と駆除方法を知っておこう』

アレルギーの原因かも?エアコンを洗浄し、キレイな空気で生活を

 

賃貸物件の場合、エアコンが設備として設置されている場合、退去毎にフィルターの掃除は行うケースが大半です。ただ、フィルターの奥の掃除を行い事が大半です。
エアコンの内部には、ホコリやカビが付着していたり、前入居者が喫煙者だった場合エアコン稼働時にタバコの臭いがしたりします。
入居前にエアコンの内部を清掃することで、ホコリやカビ、臭いなどを排除できます。ホコリやカビを吸い込むとアレルギーの原因などにもなりますので、キレイな空気で生活をしましょう。また、熱交換比率も上がり電気代の節約効果もあります。

いざ一人暮らしを始めようとしてもお金がかかります。
上手に節約をして、必要な費用は負担し、新生活をスタートさせましょう!