ぞうさんの知恵袋

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最近よく耳にするVRって何?

2024年08月18日

※【最新情報】8月18日

近年よく聞くようになってきたVRという言葉。ここではVRに関してのご説明と不動産会社目線でのVRや動画などの内見方法をタイプ別にご紹介します。お部屋探しの検索サイトなどでも見かける機会があるはずですので、是非試してみてください。

VRとは??

Virtual Reality(バーチャルリアリティ)の略語です。
コンピューターの技術を利用して仮想空間を現実のように感じさせる技術です。まるで映像の中に入り込んだように感じさせることです。
「仮想現実」と訳されます。
似たような言葉でARというものがあります。Augmented Realityの略語です。
ARはVRと違い、現実の風景などに映像を重ねることを言います。ニンテンドウのキャラクターを使い、日本中で話題になったスマートホン用アプリなどがAR技術を利用しています。
「拡張現実」と訳されます。

賃貸物件の最新の内見スタイル

「遠方からの転勤で現地に行き内見する日程がとれない…」
「たくさん物件を内見したいが時間がない…」
上記のような理由で、内見したくてもできないケースも多々あります。今までは不動産会社へ問い合わせをして内見物件の選定を行い実際に見るという流れでしたが、実際に内見してみるとイメージと違うことや、間取に記載がある広さより狭く感じるという経験がある方も多いと思います。
近年では不動産検索のホームページで、動画やVRのような技術を利用することができるようなっています。

 

VR(360℃パノラマカメラ)

 

 

パノラマ写真とは、風景を高い位置から見たような感じを与えることができる写真です。
身近に使われているものとしては、googlemapのストリートビュー機能のようなものです。
不動産会社では、室内の数か所を360℃撮影できるカメラで撮影し、内見した場所だけをみることができます。

 

パソコンやスマートフォンなどでも上記のように、360℃のカメラで部屋を確認できて、自分の見たい部屋などを自由に閲覧することができます。動画のように見たい場所に行くまでの再生時間を待ったり、パノラマのように数部屋しか見れないということもなく快適にバーチャル内見が可能です。
環境があれば、自分の動きに合わせてVR画面も動くので、実際にお部屋の中にいるような体験もできます。部屋を移動する際は視線を合わせると次の部屋に移動するので、より現実に近い内見ができます。

VRのメリット・デメリット

VRの導入は不動産会社の中でかなり進んできており、今ではほとんどの会社が360℃パノラマ画像のデータを取るようになってきました。
そこで、お部屋探しをされるお客様目線でのメリット・デメリットをご紹介させていただきます。

メリット
・退去前の内見ができない物件の内装を確認できる!
お部屋探しにおいて、入居中のお部屋をご紹介していただく事も多いと思います。実際問題、人気な物件は入居中にお申込みが入ってしまう事も多く、内見ができないこともあります。
そんな時に、VRで内見ができることで写真だけでは伝わりづらい広さや、間取りを確認することができます。

・間取り図や写真から読み取れない部分もわかる!
お客様のほとんどは、お部屋探しの経験も多くはなく、間取り図をみても理解することが難しいのが本音だと思います。そんな時に、VRで内見できることでどこに扉がついているのかとか、どんな感じで開くのか、またはコンセントの位置なども把握することが可能です。

デメリット
・全ての物件やお部屋のデータがあるわけではない
不動産業界にVRが導入されてからまだ5年ほどです。そのため、すべての物件にデータがあるわけではないため、比較している1つはVRのデータがあるが、もう一つは写真しかないなんてことも多いです。こうなると余計にもう一つを内見したいという感情が出てくるのは仕方ないですよね。

・細かな部分は現地に行かないと分からない
大きな家具が入るかなどの採寸は、現地に行くことをおすすめします。最近では、VR上で、採寸できるサービスも出てきましたが、測り方によっては数値が変わってきてしまいます。必ず退去後は現地も見に行くようにしましょう。

VRで実際に内見せずに物件を選定できたり、ARで内見した部屋にバーチャル家具を置いたり、これから不動産会社における内見スタイルが進化してくるかもしれませんね!
是非この機会にVRを体験してみてください。