※【最新情報】10月5日
そもそも家賃交渉ってできるもの?家賃交渉といってもコツやポイントを押さえないとなかなか上手くいかないものです。また、不動産業界には繁忙期や閑散期といった時期的に交渉しやすかったり、難しかったりするタイミングがあります。家賃交渉のコツとポイントを押さえてお部屋探しをしましょう。
そもそも家賃交渉ってできるの?
賃貸のお部屋探しをする際に家賃交渉はできるのでしょうか?賃貸借契約は入居者(借主)と大家(貸主)間での契約です。借主側から希望を提示するのは悪いことではありません。もちろん物件によっては貸主が一切交渉を受け付けない場合もあります。一方的に言いたいことを言うのではなく、要所を押さえた交渉をしましょう。
家賃交渉をするタイミングっていつ?
お部屋を決める際に、内見をする方が大半だと思います。その後気になるお部屋があった際に「お家賃の交渉ってできそうですか?」と不動産業者の営業マンに聞いてみてください。契約の流れで言えば、申込前に伝えるのがベストです。新築物件や人気物件、なかには頑なに家賃交渉を受け付けない大家さんもいます。不動産業者の営業マンにきいてみるのが一番の交渉のポイントともいえます。
申込が入ったら不動産業者は大家さんに報告するケースが多々あります。申込後に安心している大家に『やっぱり○○○円減額してほしい』『エアコンがないと決めない』など交渉が入ると大家さんも『そんな入居者は断ってくれ』と言われかねません。
交渉をするタイミングはお部屋を決めて申込書を書く前と覚えましょう!
家賃交渉時の3つのコツとポイント
家賃交渉は基本的に、入居者が大家と直接交渉をすることができない物件が大半です。担当の営業マンやその店舗の店長が大家さんと交渉してくれます。
①入居の意思をしっかり伝える
交渉がうまくいった場合、その後キャンセルできない事が大半です。「このお部屋が少し金額が下がれば住みたい!」という意思を伝えましょう。
②少額で具体的な金額を明示する
大家さんは家賃収入で生計をたてている方もいます。また、投資用として入居率を上げて転売する方もいます。家賃の減額は資産価値を下げますので、交渉する際は少額で具体的に伝えることがポイントです。具体的には1,000円~3,000円が相場です。
③人気物件を避ける
築年数10年以内。入居希望者が多い。駅から徒歩10分圏内。などの条件はが需要が多く、大家さんも空室に困っていないことが多々あります。その為交渉を一切受け付けないこともあります。上記条件以外に交渉をすることもコツです。
交渉が成功する時期は?
1月~3月は繁忙期と呼ばれ、賃貸物件を取り扱う不動産会社は、非常に忙しい時期にあたります。その為、大家さんも「決まる時期」という印象も強く、交渉を全く受け付けないケースもあります。また、閑散期と呼ばれる4月以降は(9月10月などは除く)繁忙期に比べ、引っ越しを検討する方が少し減るため、大家さんも融通がきく場合が少なくありません。
引っ越し時期を繁忙期以外に狙うというのもコツです。
家賃が下がる要因は?
先述の通り、家賃収入で生計をたてている大家さんもいるため、家賃を下げるという事は大きな決断です。
募集されている家賃は、大家さんの希望のケースもあれば、周辺の相場状況から算出した金額で募集をしている大家さんと物件ごとに背景があります。
それでも家賃が下がる要因として、4つのポイントがあります。
周辺の家賃相場
不動産ポータルサイト(SUUMOなど)から周辺物件の家賃相場を把握しましょう。もし希望の物件が不当に高いと感じるのであれば、周辺物件の家賃との差額を明確にして伝えましょう。ただ、家賃は時期によって大きく変動する可能性があります。以前の話をするのではなく、今募集されている物件と比較するようにしましょう。
同建物の空室状況
同じマンション内で募集に出ているお部屋が多い時は交渉が通る可能性も高くなる傾向にあります。
何部屋も募集に出ている状態を大家さんも良くは思っていないです。また空室が続いている場合は、家賃なのか内装なのか何かしらネックになっている部分があるため、空室の状態が続きます。交渉する際の一つの材料となります。
周辺環境の変化
家賃は建物だけで決められているわけではなく、周辺の環境も家賃を決めるための重要な要素になります。
例えば、一番近いスーパーが閉店して遠くに買い物に行かないといけなくなるとか、隣に大きなマンションが建ち、日当たりや眺望に悪影響があるなど入居した場合に不都合が生じる可能性がある場合は、交渉の材料になります。
お部屋の状態
修繕が必要な箇所(水回りの劣化、エアコンの劣化など)を具体的に指摘しましょう。また、これらの修繕を入居者負担でする代わりに家賃の減額を提案することも一案です。
家賃交渉ができる、できないもありますが、時期やタイミングや市況によって大きく左右されます。できるできないは別として、一度担当の営業マンに相談して交渉を進めていくことが交渉成功への一番の近道です。上記で記載したように、大家=個人であれば、スムーズに交渉できる場合がありますが、最近は 大家=法人 のケースも増えています。この場合は交渉がうまくいかないケースが多々ありますのでご注意ください。家賃交渉のコツとポイントを押さえて、お部屋探しをしましょう!