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日本書紀にも出てくる国内最古の農業用水路 裂田の溝(さくたのうなで)

2020年05月26日

日本書紀にも出てくる国内最古の農業用水路が那珂川町にあるとのことで見に行ってみました。

▲ 岩門城を望む那珂川町の山田地区。

▲ 岩門城は平安時代末に造られたと考えられている城で鎌倉時代に起きた元寇の際には博多と太宰府の中間地点であることからこれらを守る重要な拠点になった城です。

▲ この岩門城の城下に流れる小川が国内最古の農業用水路である裂田の溝(さくたのうなで)です。

▲ 案内板には

古代に掘られた人工の用水路で、日本書紀にも記述されています。このような歴史を持つ溝の中では、所在地がわかり唯一のものといえます。

と書かれていました。

▲ 日本書紀によると、裂田の溝は神功皇后が三韓征伐の際に勝利祈願のために神田を開き、その田に水を引くために掘った溝だそうです。

しかし、途中で巨大な岩が出現し、それ以上溝が掘れなくなってしまいました。

そこで神功皇后の従者であった武内宿禰(たけうちのすくね)に祈祷をさせると突然雷が巨大な岩に落ち、岩を裂きました。

▲ これが由来となって、この溝は「裂田の溝」と呼ばれるようになったのだそうです。

▲ 裂田の溝は現在でも地域の生活に欠かせない水路になっています。

発掘調査によると、中世などに水路の改修が複数回行われていることも分かったそうです。

千数百年前に作られたものが修復を重ねながら今でもこうして使われ続けていることは驚きですね。

▲ また、裂田の溝周辺は遊歩道として整備されていてさまざまな生物や植物を見ながら散策ができるようになっています。

古代のロマンに触れながら自然を楽しむことができるスポットです。

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