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【鳥飼】教科書にも載っている元寇のあの絵の松が今も残っている?!

2020年05月18日

教科書にも載っている元寇のあの絵の松が今も残っている?!ということで見に行ってみました。

元寇に関して調べていると下記のページを発見。
↓↓↓↓↓
福岡おもしろフシギ発見~番外編~ 蒙古襲来絵詞のあの場所を探せ!

こちらのページでは「テンジン大学」の企画で元寇について描かれた絵巻物「蒙古襲来絵詞」の足跡を追ったことに関して書かれていますが、

塩屋の松で作った社号額が鳥飼の埴安神社にある

という気になる記述が!

▲ 「塩屋の松」とはこの絵の竹崎季長の背後に描かれている松のことです。

▲ この絵にはこのようなキャプションが添えられています。

けうとすそハらよりとりかいかたのしほやのまつのもとにむけあハせてかせんす一はんにはたさしむまをいられてはねをとさるすゑなかいけ三きいたてをひむまいられてはねしところにひせんのくにの御け人しろいしの六郎みちやすこちんより大せいにてかけしにもうこのいくさひきしりそきてすそはらにあかる

要約すると

モンゴル軍が麁原から来て鳥飼潟の塩屋の松の下で合戦となった。旗指馬が弓で射られて落馬し、季長ほか3騎も負傷した。そこに肥前の国の御家人 白石通泰たちが駆けつけてモンゴル軍と戦い、モンゴル軍は逃げていった。

ということです。

つまり、まさにこの絵の場所がどこかを示す重要なヒントになるものです。

ということでさっそく鳥飼の埴安神社に見に行ってみました。

▲ 埴安神社はこちら。

▲ 住宅街の中にある神社です。

▲ こちらの拝殿の中に塩屋の松で作られた社号額があるとのことです。

▲ 余談ですが、こちらの埴安神社、お賽銭のスタイルがちょっと変わっています。

木枠の中から少し出された管がありますが、こちらを見ると・・・

▲ 「お賽銭投入口」と書かれ、小銭を入れるとこの管を伝って拝殿内の賽銭箱に落ちるという仕組み。

これなら賽銭泥棒対策に良さそうです。

▲ 拝殿の中をのぞいてみると・・・ありました!

▲ これが塩屋の松で作られたものだそうです。

福岡おもしろフシギ発見~番外編~ 蒙古襲来絵詞のあの場所を探せ!のページには

ネットで見つけた「南当仁公民館だより平成26年3月号」によると、何やらでっかい石碑は明治22年に建てられた「艸香江碑」といって「鳥飼の里」の歴史が刻まれてるそうで、「埴安神社に(当時)ある松は『塩屋の松』と呼ばれ、幹回りは大人6人が手をつなぐほどで、世に稀な美観である」とあるらしい。

と書かれていました。

▲ 上記に書かれている「でっかい石碑」とはこの碑のことです。この碑に「埴安神社に塩屋の松がある」との記述があるのだそうです。

また、鳥飼八幡宮の宮司さんが言うには

「埴安神社にあった塩屋の松が枯れて、埴安神社の額になったという“伝承がある”」

とのこと。

▲ もろもろ考えると、この有名な絵は埴安神社の場所の可能性もじゅうぶん考えられますね。

▲ 一見 普通の神社のように見えますが実は超有名なできごとの伝承がある神社だったのですね。

【参考サイト】
福岡おもしろフシギ発見~番外編~ 蒙古襲来絵詞のあの場所を探せ!

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