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大宰府政庁の規模が分かるかもしれない痕跡

2020年05月26日

▲ 大宰府政庁は地方の行政や防衛、外国との交易など重要な役割を果たしていた役所です。

▲ そんな大宰府政庁跡からまっすぐに伸びる道を南に進んでいくと・・・

▲ 「朱雀大路」という交差点があります。

▲ 朱雀大路の交差点には朱雀大橋がつながっているのですが、この橋のたもとに大宰府政庁の規模がいかに大きかったかを知ることができる重要な手がかりが残されています。

▲ それがこちらの岩。

▲ 一見ただの地味な岩に見えますが、よく見ると丸い突起があることがわかります。

実はこの岩、かつてこの場所に建てられていた大宰府政庁の正門である朱雀大門の礎石であると考えられているものなのです。

昭和57(1982)年に行われた御笠川の河川改修工事の時に朱雀大橋の真下から偶然発見されたもので、大きさは約2.5メートル×約1.8メートル、厚さ約1.3メートル、重さは約7.5トンもあります。

▲ 朱雀大門の礎石はこちらの大宰府政庁跡の南門の礎石よりもさらに巨大で、大宰府の行政機関が建ち並んでいた官庁街への最初の入口に作られていた朱雀大門がかなり大規模なものだったと分かる重要な手がかりになっています。

礎石の大きさから推測すると平城京の平城宮にあった朱雀門と同規模の高さ20メートルクラスの門だった可能性もあるのだとか。

▲ 現在は住宅街になっていますが、昔はこの場所に巨大な門があり、門をくぐるとたくさんの行政機関が建ち並んでいたのでしょう。

この礎石はそんなかつての繁栄を思わせてくれる重要な歴史の痕跡です。

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