※【最新情報】9月8日
自宅の水道代がよそと比べて高いのか、低いのか知ってますか?今回は1人暮らし・2人暮らしの水道代の平均金額をご紹介します。また、水道代の使用量と基本料金の仕組みについても説明しましょう!
水道代の料金の仕組みをざっとおさらい
意外に知らない人の多い水道代の計算の仕方。ここでは大まかな水道代の計算の仕方についてご説明します!
水1㎥(1000ml)あたりの料金は、それぞれの自治体によって異なりますが、計算式はどこもだいたい同じ。2ヶ月分の使用量を測って料金を出すようになっています。計算式は以下の通り。
・基本料金(定額/メーター口径によって変わる)+従量料金+消費税=水道代
メーター口径というのは、メーター(使用量を測る機械)につながるパイプの太さのことで、一般家庭では13mm、20mmが一般的。また、従量料金内訳は、使用量で異なります。
さらに、上記の計算式に、多くの自治体は排水処理を行いますので、水道使用量としてプラスされます。
・基本料金(上下水道)+従量料金(上下水道)×1.1(消費税)=上下水道代
水道代の請求書と早見表を見て、一度自宅の水道代を計算してみましょう。
1人暮らしの水道代平均はいくら?
1人暮らしの水道代の全国平均はずばり2,049円です。(総務省統計局の2022年家計調査より)
それでは福岡市の場合に当てはめて、1ヶ月の水道代がいくらになるのか計算してみましょう。今回は東京都の使用水量のデータを使ってチェックしました。
1人暮らしの場合、1月の使用水量は平均で8.0㎥です。メーター口径13mmの場合だと基本料金が2ヶ月で1700円なので、1ヶ月換算850円。使用水量が8.0㎥を早見表に当てはめると、従量料金が1㎥につき17円で計算します。
850円+(8.0㎥×17円)×1.1(消費税)=1084.6円
下水道使用量も早見表で確認、メーター口径13mmで、使用水量8.0㎥だと2ヶ月で1753円なので、1ヶ月換算876.5円。
1084.6円+876.5円=1961.1円
ですので、福岡市の1人暮らしの1ヶ月あたりの平均上下水道代は、約1961円となります。実際の請求は2ヶ月分でくることをお忘れなく。
2人暮らしの水道代、どうなる?
次は、2人暮らしのケース。2人暮らしの水道代の全国平均は4,242円です。(総務省統計局の2022年家計調査より)
こちらも同じく福岡市の場合に当てはめて計算してみましょう。
2人暮らしの水道の使用水量は平均で16.2㎥です。こちらもメーター口径13mmとして、1ヶ月あたりの基本料金は850円。使用水量が16.2㎥を早見表に当てはめると、口径25mm以下、1㎥から20㎥という項目になります。先ほどのケースとほぼ同じですね。
850円+(16.2㎥×17円)×1.1(消費税)=1237.94円
下水道使用量を早見表から見ていくと、メーター口径13mm、使用水量16.2㎥だと2ヶ月で1866円なので、1ヶ月換算933円。
1237.94円+933円=2170.94円
福岡市の2人暮らしの1ヶ月あたりの平均上下水道代は、約2170円です。
簡単にできる水道代節約術
ご自宅の水道代、平均と比べてどうでしたか。平均より多かった方は、簡単な節水方法によって水道代の節約を。ちょっとした工夫で大きな差がつきますよ。
まずは、家庭での水の使われている割合を把握しておきましょう。
令和3年度に東京都水道局が調べた「一般家庭水使用目的別実態調査」では、
お風呂・・・43%
トイレ・・・20%
洗濯・・・16%
炊事・・・15%
洗面その他・・・6%
という結果でした。
それでは、各用途別のおすすめの節水方法をご紹介します!
お風呂
沸かす時は適温適量、可能なら家族全員が間をあけずに入るのが理想。夏場ならぬるめの半身浴もオススメ。シャワーはこまめに蛇口を閉め、できれば節水シャワーヘッドの導入を。
トイレ
福岡では節水型トイレが多くなっていますが、あなたの自宅のトイレは節水型になっていますか。また、大・小レバーはきちんと使い分けしましょう。
洗濯
まとめ洗いをし、お風呂の残り湯を再利用。洗剤も溶けやすく、一石二鳥ですよ。
炊事
こちらは主に食器洗いです。ジャージャー水を出しっ放しにしてお皿を洗っていませんか。汚れのひどいものは新聞紙などでさっと拭き取って、ため洗いをしましょう。
福岡は全国でも珍しい節水が得意なまち。というのも、かつて大渇水の経験があるから。なんと287日に及ぶ給水制限が行われたことがあるのです。そんな経験から、節水ゴマという節水機器が普及していて、知らない間に他の都市より一人あたりの水の消費量が少ないのです。知らない間に節水ゴマがあなたの蛇口にも入っているかも!?