新居への引越しの際に欠かせないのが、電気・ガス・水道など生活に重要なライフラインに関する手続き。今回は電気の解約(使用停止)について、手続きの流れと気になるポイントをご紹介します。
おさえておきたい電気解約手続きの流れ
まずは、解約手続きの流れをおさえておきましょう。手続きは、新しい家とこれまで住んでいた家の両方について行います。
<手続きの流れ>
1.新居で利用する電力会社とプランを決める
2016年4月からの電力自由化により、利用する電力会社やプランを自分で選べるようになりました。そのため、引越しの際にはまず、新居で利用する電力会社をどこにするか決めておきましょう。
2.これまで住んでいた家の電気解約を申込みする
新しく契約する電力会社が決まったら、現在の電力会社に解約を申込みます。解約申込みはインターネットや電話など複数の方法で受け付けている電力会社がほとんどです。九州電力の場合、インターネット(PC・スマホ)またはコールセンター(電話)で受け付けています。
解約申込みは、少なくとも1週間前には行うようにすると安心です。九州電力の場合、解約する30日前から手続きを開始することができ、2営業日前には手続きを済ませておく必要があります(土日祝日や年末年始は営業日外)。
3.新居で利用する電力会社に契約申込みをする
1で決めておいた電力会社に申込みます。九州電力では、引越し先でも同じ九州電力を使う場合、解約申込みから続けて新居での契約申込みを行うことができます。
手続きは以上です。
引越し当日は特に立ち会いなどは必要ありません。最後に分電板でブレーカーを落としてから退去しましょう。
解約時に必要な情報は何がある?
解約申込み時には、いくつか必要な情報があります。九州電力の場合、必要なのは以下の情報です。手続きの際に慌てないようにあらかじめ準備しておきましょう。
<解約申込みで必要な情報>
・お客様番号
「電気ご使用量のお知らせ」や「電気料金領収証」などに書かれています。見当たらない場合はインターネットでは申込みできず、コールセンターに電話する必要があります。
・解約日
申込みの段階で解約日(引越し日)を指定します。指定できるのは30日前~2営業日前までです。
・移転先住所
移転先住所が決まっていないと解約を申し込むことができません。
・最終月の電気料金の精算方法
次項で詳しく説明します。
最終月の料金計算と支払い方法は?
月の途中で解約する場合、電気料金は日割り計算となります。前回の検針日から解約日までの日数分を支払います。
支払い方法は、解約申込み時に「口座振替・クレジットカード・振込用紙による振込」から選びます。振込用紙を選択した場合は、転居先に振込用紙が送られてきます。
引越し日に現金精算したいという場合、コールセンターで解約申込みをすると受け付けてくれます。その場合は引越し日に立ち合いが必要です。
新しい電力会社への乗り換えるために解約したい!
引越しはしないけれど、新しい電力会社のほうがお得なので乗り換えたい!というときも、現在の電力会社を解約しなければいけません。
ただし、その場合は、新しい電力会社が解約申請を行ってくれるため、基本的には自分で解約手続きを行う必要はありません。
詳細については、新しい電力会社へ相談してみてくださいね。
以上、電気の解約手続きの流れと気になるポイントを解説しました。解約手続きにあたって特に難しい点はなく、インターネットで済ませることができます。ただし、引越し日が近くなって慌てないように余裕を持って手続きしておきたいですね。