
地下鉄七隈線の終着駅がある西区橋本。外環状道路と都市高速が2層に重なって走る、いかにも最近開発されたニュータウンという雰囲気の街です。「お茶碗に盛ったご飯のよう」な見た目から名づけられたという飯盛山をはじめ、福岡西部の雄大な大自然の眺めが楽しめる場所でもあります。

駅の目の前には、家族連れに人気のショッピングモール「木の葉モール橋本」があり、駅からは連絡橋で直結しています。


モールを室見川方面に通り抜けた先にある「橋本八幡宮」が、第一のおすすめスポット。

橋本八幡宮は、今より約500年前の文明14(1482)年、陸奥国出身(越後国出身説もあり)の柴田蔵人佐繁信親子によって、郷里の八幡宮の分霊を迎えて建立されたと伝えられています。350年ほど前には境内の近くに黒田藩の別邸があり、橋本出身の母を持つ三代藩主・光之公は、幼少期をこの地で過ごしたのだそうです。寛文6(1668)年には藩主となった光之公が祈願成就の御礼として、西新町百道松原に立派な社殿を立てて遷宮し、その後さらなる移転を経て、現在の紅葉八幡宮(早良区高取)となりました。
こうして神社はこの地から姿を消しましたが、地元の人々のたっての希望で社殿が再建され、今でも信仰を集めています。
さて、本題に入りましょう。なぜここがデートスポットなのか。
一つめの根拠はこちらです

本殿左手にある、地上7mでくっついた槇と楠の木。寄りかかっているような、支えられているような。「きずな」と名付けられ、保存樹とされています。
そのすぐ近くには、その名も「幸(しあわせ)神社」が。

さらに、本殿から右手に進むと、参道をはさんで、ご神木である「夫婦槇」があります。
どちらも樹齢400~500年のご長寿夫婦です。


かなり大きな木なので全体像が分かりにくいのですが、見上げてみると、男マキの方が女マキに寄っているような・・・。
(写真右側から伸びる枝が男マキ、左側が女マキです)

何だか、熟年夫婦の関係性を表しているような気がするのは私だけでしょうか?
敷地内にはたくさんの桜の木がありました。残念ながら今年の桜は終わってしまいましたが、きっとお花見で賑わうことでしょう。

橋本八幡宮から少し歩くと、室見川の河畔。ここが第二のおすすめスポットです。遊歩道にはベンチもあるので、ゆっくりお散歩してみてもよさそう。

歩き疲れたら、第三のおすすめスポット、木の葉モールでひと休み。スタバをはじめ、レストランやフードコートも充実しています。

天神からなら地下鉄七隈線が便利。所要時間は24分です。
車で出かける人にとっては、木の葉モールの駐車場が4時間まで無料というのも嬉しいポイント。次の週末に、ドライブがてら出かけてみてはいかがでしょう。