ご存知ですか?官兵衛が戦場で用いたとされる兜のこと。
これは「如水の赤合子」と呼ばれ、敵にとても恐れられたと伝わっています。
そう。盃やお椀をひっくり返したような形をしたあの兜です。
うるし塗りで施されたこの赤合子。もともとは独特な艶のある鮮やかな赤褐色のものだったそうですが、現存する実物をみるとかなり痛みがひどく、時折補修をおこなっているようで、色調にもムラが目立っています。
ところで、官兵衛と黒田家に関する資料の多くは福岡県内、主に福岡市博物館に残されていますが、この兜はなぜか岩手県の「もりおか歴史文化館」の所蔵されています。
いったいなぜなんでしょう??
その理由は、次回にお話します。