博多湾に向かって小高くそびえる西公園の山。石段をのぼると小さな神社があります。
「光雲神社」。まさに黒田勘兵衛と黒田長政親子が祭られている神社です。
光雲(てるも)とは、「龍光院殿」(勘兵衛)、「興雲院殿」(長政)と二人の法名からそれぞれ一文字づつとったものです。
ここは明治時代まで、徳川家康を祭る「東照宮」が建っていたそうですが、家康信仰の意義が薄れ、参拝者も途絶えたため福岡ゆかりの二人を祭る「光雲神社」に立て替えられたそうです。
敷地内には、黒田24騎のひとり「母里太兵衛」の銅像が堂々とたっており、あの名槍「日本号」も右手にしっかりと握られています。
黒田の代表的な家臣「母里太兵衛」については、次回お話します。