官兵衛と大宰府天満宮。一見結びつかないような組み合わせですが、いえいえ官兵衛は太宰府天満宮にも足跡を残していました。
出家し黒田如水として長政とともに福岡に入った彼は、福岡城築城の間、城内の牡丹園の住居が完成するまでの間、ここに草庵(高潔な生活を志す者の脱俗的な住居のこと)を建て2年間ひっそりと暮らしていたそうです。
如水は菅原道真公を崇敬していたといい、ここ太宰府天満宮を深く愛していたと伝えられています。
天満宮から国立博物館へ抜ける途中に、草庵の跡地として当時如水が茶の湯で使っていた井戸が、いまでもそのまま残っています。
福岡の歴史遺産として最も名高く全国に誇れる太宰府天満宮をちゃんと押さえているところがさすが官兵衛ですよね。