お風呂のカビ、気になる方多いですよね。体をキレイにするためのお風呂、いつもクリーンな状態で使用したいものです。カビは予防することによって発生をおさえることができますので、しっかりと対策法をチェックしておきましょう。また、もしもカビが発生してしまった場合のお掃除方法も解説。美しいお風呂でキレイな入浴生活、楽しみましょうね!

お風呂のカビの原因はコレ!
家の中で最もカビが発生しやすい場所、それがお風呂。まずは、カビの原因を知って、しっかりと対策できるよう備えましょう。
カビの発生原因は、「温度」「湿度」「栄養」「酸素」そして「時間」です。お風呂の温度や湿度は、カビの発生に最適な環境。そしてカビは「栄養」を人間の髪の毛や垢、そしてシャンプーなどからも得ることができるそうです。お掃除をせずに放置し、「時間」が経ってしまうと、気づいたら黒カビが発生、という事態、ある意味必然といえそうです。
まずはカビを発生させない環境づくりから!

前述の5つのカビ発生条件を、できるだけ少なくすることがカビ発生防止策となります。意識しやすいのはまずは「湿度」対策です。
お風呂場は、入浴中は湿度が90パーセントを超え、入浴していない時でも密閉された環境であれば65パーセント以上はある、とされています。カビが発生しはじめる湿度はまさに65パーセント!入浴時以外は、なるべく早く湿度を下げる必要があります。
有効なのは「換気」そして「乾燥」。外部への窓が設置されているお風呂であれば、窓を開けることによって湿度改善に繋がります。ただし、湿度が高い季節の場合はあまり有効ではありません。お風呂に「乾燥」機能がある場合、梅雨時など湿度が高い時期にはしっかりと活用するとよいでしょう。
また、お風呂あがりにはお湯を抜いて、床や壁をタオルなどで拭き上げることができると、それだけで強力な湿度対策になります。
日々の掃除も重要!ポイントは「髪の毛やピンク汚れを残さない」

黒カビが発生してしまったお風呂、理由はいろいろあるにせよ、掃除をサボっていたという事実は間違いありません。お風呂掃除は日々のこまめな掃除が有効。カビ発生のサインを見逃さないこともとても大切です。
日々の掃除でおさえておきたいのは、カビの栄養となり得る髪の毛や垢などの汚れの除去と、ピンク汚れの防止です。前述したように、お風呂場にはカビの栄養となる汚れが必ず出るため、こまめな掃除によって栄養を与えないことが有効です。
そして、カビ発生の前段階でよくみられる「ピンク汚れ」。これは「ロドトルラ」という酵母で、カビの栄養となり得る汚れです。見つけたら即、しっかりと除去することが大切です。「ピンク汚れ」は除菌効果のあるお風呂用洗剤やエタノールで除去可能。一度除去しても、しっかりと除菌できていない場合、すぐに復活しますので、繰り返すピンク汚れには、洗剤を染み込ませたペーパーを塗布しラップでパックするなど、少し手を加えて掃除を行いましょう。
カビが発生してしまった場合の掃除法
それでもカビが発生してしまったら、しっかりと掃除するしかありません。ポピュラーなカビのお掃除方法としては「カビキラー」など、強力なカビ除去剤を使用すること。カビの根まで成分が浸透しますので、カビ発生部分に噴射後、数分放置して洗い流しましょう。使用時には、マスクと手袋、できればゴーグルも着用、しっかり換気することが必要です。
また、強い洗剤の使用に不安がある方は、「重曹と酵素系漂白剤」もしくは「片栗粉と塩素系漂白剤」の組み合わせがおすすめです。どちらもペースト状にして、カビ発生部分に塗り付けるのがポイント。成分がしっかり浸透するよう、5分以上放置して洗い流すようにしましょう。
いつも清潔に気持ちよく使用したいお風呂。カビは快適な入浴生活の大敵です。日頃の心がけや日々の掃除によって、カビの原因を減らすことができますので、まずは今日から意識して生活をしてみましょう。