キッチンや浴室の排水溝、気になりながらなんとなく後回しになってしまって、久しぶりに掃除をしようとするとドロドロ、ヌメヌメ...。そんな経験がある方、少なくないかもしれませんね。排水溝は日頃から定期的な掃除をすることによって、いつもキレイな状態を保つことができる場所。排水溝のお掃除を習慣づけて、清潔な水回りを心がけましょう。

気になる排水溝の汚れ、つまりの原因とは?
キッチンや浴室の排水溝、水の流れが悪くなってるな、と気づいた経験はありませんか?水の流れが悪くなったら、排水溝が何らかの理由で汚れたり、つまったりしている場合がほとんど。衛生的にもよくありませんし、ひどい時は悪臭の原因にもなります。では、汚れ、つまりの原因にはどんなものがあるのでしょうか?
まず、キッチンの汚れ、つまりの原因は、食品や油の成分が残ってしまい、腐敗したものが溜まってしまっているケースがほとんど。排水溝のゴミを毎日しっかり処分していても、細かなカスや成分が排水溝の奥に溜まってしまうのです。また、ペットボトルの蓋や小さなスプーンなどがつまっている可能性もあるかもしれませんので、日々チェックしておきましょう。
一方、浴室や洗面台の排水溝の汚れ、つまりの原因は「髪の毛」が溜まっているケースが多いでしょう。毎日の洗髪で、何十本もの髪の毛が毎日抜け落ち、排水溝に流れていきます。数日、お掃除を怠るとびっくりするほど髪の毛が溜まっていることも!石鹸やシャンプーのカス、皮脂汚れなども汚れやつまりの原因になりますが、髪の毛に付着して塊になってしまうので、最も意識すべきは「髪の毛」だといえそうです。
毎日チェック!こまめに掃除をしていつもキレイに!

排水溝の汚れに有効なのは、「毎日のこまめなお掃除」。汚れ、つまりになりやすい食品や髪の毛などは、放置することによって、いやなぬめりや臭いの原意になったり、排水溝の奥に入り込んだりしてしまいます。その日に溜まった細かなゴミは、毎日しっかりと処分するように心がけましょう。毎日きちんとゴミの処理を継続すると、汚れも少なく、大掃除の際も短時間でキレイになります。
また、水回りはいわゆる「水垢」も溜まりやすいポイント。換気がしにく、湿度が高い季節は「カビ」も気になりますよね。これも、毎日チェックして、見つけたらすぐにお掃除をすることによって、増殖を防ぐことができます。日々のお掃除の道具として便利なのは、「使い古しの歯ブラシ」。軽い汚れであれば、洗剤なしで歯ブラシだけでキレイにお掃除することができます。細かい網目などのお掃除もしやすいので、重宝しますよ!
定期的に実施しよう!排水溝の大掃除テクニック

日々のお掃除をしていても、排水溝は定期的に大掃除しておくことも大切。排水溝の表面がキレイでも、蓋を外して中の排水筒を取り出すと、びっくりするほどヌメヌメしていることも!目に見えない排水溝の奥に溜まってしまう汚れ、ぬめりには、特別な大掃除も必要です。できれば2週間に1回、少なくとも1ヶ月に1回程度は実施するように心がけましょう。
大掃除の際、手っ取り早いのは、市販のパイプ洗浄剤を使うこと。強力なものも多く、汚れやぬめりを溶かして流してくれるので、一気に排水溝の奥までキレイにすることができます。パイプ洗浄剤には塩素系のものが多く、換気を含め、使用時には取扱説明をしっかりとチェックするようにしましょう。
また、換気が難しい環境や季節の掃除には、大掃除の強い味方「重曹」と「酢」の使用もオススメ。2カップほどの重曹を排水溝にかけてなじませ、酢を1カップ程度回しかけます。しゅわしゅわっと無害の泡が発生しますので、そのまま1時間程度放置し、最後は熱めのお湯を流しかけます。スッキリ、汚れやぬめりを解消してくれますよ!
毎日の使用で目に見えない汚れが溜まりやすい排水溝。日々の細かいお掃除と、定期的な大掃除を習慣にして、いつも清潔に保ちたいものです。排水溝の汚れは、溜まってしまうと厄介!目に見える汚れは、気づいた時にすぐお掃除するように心がけ、クリーンな水回りを目指しましょう。