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泥棒に狙われやすい家って?戸建でできる防犯対策、教えます!

2024年07月13日

※【最新情報】2024年7月13日

マンションなどの集合住宅よりも、泥棒の侵入が多い戸建住宅。せっかくの憧れの一軒家も、泥棒に入られてしまってはガッカリですね。泥棒は、なぜ集合住宅よりも一軒家を狙うのでしょう?その理由をもとに、戸建でできる防犯対策をご紹介します。

なぜ泥棒に一軒家が狙われやすいのか考えてみよう

警察庁の令和4年度の統計(https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/jokyo_tokei/tokei/k_tokei04.html)によると、一戸建て住宅が15%、中高層住宅が11%、その他住宅が18%と中高層住宅よりも世帯数の少ない一戸建て住宅やその他住宅の割合が多いことが分かります。

なぜ戸建住宅など世帯数の少ない住宅が、中高層住宅のように世帯数の多い住宅より狙われてしまうのでしょう。その主な理由は・・・

・見通しが悪い
塀や生け垣などがあり、一度侵入すると外から見えづらい
・低層階である
戸建やその他の住宅の多くは1、2階建で、ガラスを割るだけで侵入できる
・死角が多い
家の横や裏側、バルコニーの内側など死角となる場所が多い
・セキュリティシステムがない
オートロックやホームセキュリティをつけている戸建やその他の住宅が少ない

逆に、これらの理由を潰していくだけで、泥棒に入られにくい戸建てが作れる、というわけです。

見通しよく死角のない家にしよう

見通しがよい、死角がないということは、泥棒が入りにくい家だということ。ちょっと恥ずかしいですが、外から見える家づくりを心がけましょう。

・見通しの改善のために
外から中が見えるように、塀や生け垣などを低くします。生け垣の手入れを怠ると、木が生い茂って見えづらくなることもあるので、定期的に木の手入れも必要です。その他、ダンボールなどの荷物を置かないようにして見通しを確保しておきましょう。

・死角をなくそう
家の横、裏などは人目につきにくいところには、屋外センサーライトをつけるのをお勧めします。動くものに反応し、自動でライトが点灯、死角を照らしてくれる防犯グッズです。
どうしても外から見えない・・・という完全な死角には、歩くとジャリっと大きな音がする防犯用砂利や、防犯カメラを取り付けるといった手段を講じます。

玄関や窓の防犯対策を行おう

 

「住まいる防犯110番」によると、戸建て住宅の侵入経路の50%以上は窓。それから玄関と続きます。ですので、窓や玄関の防犯対策はとても重要です。

・窓の防犯対策として
防犯ガラスをつけるのがベストですが、無理な場合には防犯シートを貼りましょう。窓を割り、そこから鍵を開けて侵入というケースもよくありますので、サッシ上や下に補助錠をつけると開けにくい窓となります。

・玄関の防犯対策として
簡単な対策として、鍵を2つつけるという方法があります。また、扉に穴を開けて鍵を回すという手口を防ぐために、内側の鍵のつまみにカバーをかけてもよいでしょう。ちょっと値段はかかりますが、ピッキングしにくいディンプルキーに変更すると、より防犯性が高くなります。

ホームセキュリティを導入しよう

いろんな対策をしても心配、という人には、ホームセキュリティがお勧め。窓ガラスが割られる、怪しい人影が映るといったことがあればすぐに出動。また、旅行時の見まもりも安心、火災時には通報もしてくれます。

少し前までホームセキュリティというと、料金が高いイメージでしたが、最近では月額3,000円くらいからというところもあります。いろいろな会社がサービスを行っていますので、値段だけでなく、いざというときに駆けつけてくれる時間、サービスの内容などをしっかり比較検討してから契約しましょう。

防犯対策のコツは、泥棒に「面倒臭いな」と思わせること。そのためには防犯グッズなどによる対策ももちろん大切ですが、日頃から地域で防犯対策に取り組むことも大事です。自分でできる防犯対策とともに、周囲の方々とも声かけをして防犯意識を高めましょう。