※【最新情報】2024年7月13日
賃貸物件に住む限り、毎月必ず支払うことになる家賃。複数ある家賃の支払い方法には、それぞれメリットや注意点があります。また、物件によって選べる支払い方法が違うことも。家賃の支払い方法についてのあれこれをお教えします!
家賃の支払い方法にはどんな種類があるの?
家賃の支払い方法には、主に以下の4種類があります。
1.現金を手渡しする
大家さんまたは管理会社に、毎月現金を手渡しする方法です。銀行の手続きや手数料がいらないというメリットがあります。現在では、あまり実施されていません。
注意点としては、支払った際に必ず、支払ったことを証明するもの(日付入りの領収書など)をもらっておくことです。
2.指定口座へ振り込みする
大家さんまたは管理会社から指定された口座へ、毎月家賃を振り込む方法です。複雑な手続きなどは不要ですが、利用する金融機関によっては手数料が発生する場合があります。
一番気をつけたいのは「振り込み忘れ」。決められた期日までに振り込んでおかないと滞納になってしまいます。
3.自動引き落とし
入居者の銀行口座から、毎月決まった日に家賃が引き落としされます。利用する金融機関が指定される場合があります。管理会社に口座振替依頼書を提出する必要がありますが、いったん手続きしてしまえば、退去するまで自動的に引き落としてくれます。
最近では、口座振替依頼書の提出は不要で、オンラインで手続きができることも増えてきました。
※ネット銀行に対応していないこともございます。
引き落とし日に口座残高が足りなくならないように気をつける必要があります。
4.その他
物件によってはクレジットカード払いやコンビニ払いができる場合もありますが、まだ少数派です。クレジットカード払いではポイントが貯まるメリットがあります。
家賃の支払い方法、ずばりおすすめは?
このように、複数の種類がある家賃の支払い方法ですが、一番便利なのはやはり「自動引き落とし」。
家賃の支払日を意識していなくても、残高さえあれば自動的に支払えるので管理がとてもラクになります。
引き落としにかかる口座振替手数料を入居者が負担する場合がありますが、多くの場合、同じ金融機関同士ならば無料です。また違う金融機関での引き落としでも、振り込み手数料よりは低額に設定されていることがほとんどです。
自動引き落としでは、残高不足に注意が必要ですが、引き落としができなかった場合に、再度決められた期日に引き落としを実施してくれる「再引き落とし」が設定されている場合があります。その場合は、期日までに残高を増やしておけば、再度引き落とししてくれるので便利です。
再引き落としが設定されていない場合は、引き落とせなかった分は振り込みするなどの対応が必要です。
家賃の支払い方法は自分で選べる?
そんなに便利なら自動引き落としでぜひ!と言いたいところですが、実は、支払い方法は大家さんや管理会社によって決められており、入居者が選ぶことはできません。
ただし物件によっては「自動引き落としと振り込みのどちらかを選べる」「自動引き落としとクレジットカード払いを選べる」という場合もあります。
物件探しの際には、家賃の支払い方法についても確認してみるとよいですね。
残念ながら、支払い方法が銀行振り込みしか用意されていない・・・という場合、金融機関の「自動送金サービス」を使うのも一つの方法です。
自動送金サービスは、毎月決まった日に決まった金額を、指定した振込口座へ自動的に振り込んでくれるサービスです。自動引き落としと異なるのは「入居者自身が金融機関で手続きする」「自動送金を止めたいとき(退去時など)は、忘れずにサービスの停止手続きをしなければならない」という点。
手続きは必要ですが、払い忘れを防ぐにはぴったりのサービスです。活用してみてはいかがでしょうか?
【補足】
その他にもインターネットバンキングを利用することも一つの方法です。
インターネットバンキングとは、スマートフォンやパソコンから口座の残高確認や振り込みなどができるサービスです。
店頭やATMに振込に行くのが面倒、自動送金の手続きをしに行くのが面倒と感じられる方にはおすすめです。
ただ、ご自身で振り込まないといけないことを忘れてしまうと滞納に繋がってしまうリスクもありますので、ご注意ください。
複数の手段があるものの、家賃の支払い方法は入居者の都合では決められません。まだ入居前であれば、物件探しの際に意識してみてはいかがでしょうか?家賃の支払いは毎月のこと。なるべく払い忘れがなく、手間のかからない支払い方ができるといいですね!