博多駅。
言わずと知れた九州の玄関口であり、その乗降者数は九州最多を誇ります。
慣れ親しんだ地元民には違和感のないこの「博多駅」という名称ですが、県外の方からは「なぜ福岡駅ではないの?」と疑問を持たれることもしばしば。
福岡市だから福岡駅…考えてみればその方が自然かも…?
なぜ福岡市の象徴とも言える駅が「博多駅」という名前になったのか、皆さんにこっそり教えます。
「福岡市」なのに「博多駅」の不思議
いまから100年以上前、市制がしかれることになったとき、「福岡市」にするか「博多市」にするか市議会の中で物議をかもしました。その時、旧福岡藩士だった議長の判断で、「福岡市」の名称を採用することに決定しました。
旧博多商人の議員はあきらめきれず、開通間近だった鉄道の駅名にせめて「博多」の名を残してほしいと「博多駅」が誕生しました。全国で初めて「市」が誕生したとき、そして全国で初めて鉄道が敷かれたとき、市名と駅名が異なった名称になったのはこの地だけだったのです。

現在の博多駅
それから、九州の玄関口といわれるまで大きくなった博多駅は、現在の駅ビルで4代目を迎えます。ここ数年の再開発で博多駅周辺は、天神地区と並ぶ福岡の繁華街として発展を続けています。
福岡の新しい冬の風物詩ともいえるクリスマスマーケットをはじめ駅前広場では、様々なイベントが随時開催され全国でも有数のにぎやかな駅になり、市民を楽しませてくれています。