今回ご紹介するリノベーション事例は、浴室です。1983年に建築されたこの物件では、水色で真四角の形をした浴槽でした。時代の変化と共にこのタイプの浴槽は少なくなり、今では見ることが少なくなってしまいました。工事をしなければ、家賃を下げ続けなければ入居していただけないということになり、オーナー様がリノベーションを行っていただきましたので、その内容をご紹介します。
物件名:グリーンコーポ崎田
住所:福岡市早良区原5丁目
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て
築年月:1983年3月
間取り:1K
家賃:32,000円+共益費1,000円
思い切ってシャワールームに変更!
生活様式は時代と共に変わり続け、現在では一人暮らしをしている人で自宅の浴槽を使わずにシャワーだけで済ましている人が増えています。その理由は、お湯をためることが面倒くさい、水道光熱費がかかる、浴槽を洗うのが面倒などといった理由が多く挙げられます。
それであれば、浴槽を無くしてシャワールームに変更しよう!ということで、今回のお部屋では思い切って浴槽を無くすことにしました。実際は元々の浴室の大きさから、現在の規格サイズの浴槽を置くスペースが取れなかったという事情もありますが。もし浴室を拡張して、広い浴室にリノベーションをしていたとすると、予算がかかる分、家賃がもっと高くなります。また、お部屋の中のスペースが小さくなってしまいます。現代の生活様式に合わせた合理的なリノベーション事例です。
工事箇所は浴室だけじゃない!
このお部屋では、併せて床の貼り替えと、デザインクロスも施しました。床を白っぽく明るい色にすることで、お部屋全体の雰囲気が明るくなります。そこに一面だけ落ち着いた色合いでコンクリート打ちっぱなしのようなデザインクロスがあり、空間のバランスを整えています。この両脇にスタンドライトや間接照明を置くだけで、簡単におしゃれな部屋を演出することができます。
国道202号線すぐ近くにあるこの物件は、バスでのアクセスが便利で、周囲には飲食店も多く揃っています。3万円代前半できれいな内装のお部屋に住めるのはリノベーション物件ならではの特徴です。