※【最新情報】8月3日
幸せの真っ只中でスタートする新婚生活。けれど、生活するうえで避けて通れないのが「お金」の問題です。2人での暮らしには生活費がどれぐらいかかるのか?平均は?など金額の問題や、2人でどのように分担・管理するかを実際のデータからご紹介します!

新婚生活、毎月トータルでいくらぐらいかかる?
これまでそれぞれが一人暮らし、あるいは実家暮らしで、ある程度自由きままにお金を使ってきたという新婚さんも多いのではないでしょうか?家計の管理やマネープランについても、意識したことはなかったかもしれませんね。
結婚して「家族」となると、お金についても、考え方や価値観を2人で合わせていく必要がでてきます。また、夫婦2人のあいだは余裕があっても、いずれ子どもを持って家族が増えることを考えると、新婚のうちからしっかりお金について考えておくことはとても大切です。
まず、基本的なデータとして、トータルでどれぐらいの生活費がかかるのかをざっくりと押さえておきましょう。
新婚生活で1ヶ月間に必要な生活費の平均は「22.0万円」。費用別に見ると「15~20万円未満」が24%、「20~25万円未満」が34%、「25~30万円未満」が17%程度となっています。(「ゼクシィ新生活準備調査2016」調べ)
想像より多かったでしょうか?少なかったでしょうか?地域によって家賃なども異なるため一概には言えませんが、全国的な平均がこれぐらいの金額だと知っておくと、イメージが湧きやすくなりますね。

どんな費用がかかる?生活費の内訳は?
それでは、生活費にはどんな費用がかかるのでしょうか?その内訳を見ていきましょう。
<主な費用の項目>
・住居費
・食費
・光熱水道・通信費
・交際費
・趣味・レジャー費
・日用品
・医療費
費用のうち、特に大きな割合を占める上に必ずかかってくるのが「住居費」「食費」「光熱水道・通信費」です。それぞれの平均額は以下の通りです。
・住居費
全国平均は7.9万円です。賃貸の家賃や住宅ローン返済費用を含みます。地域差が大きい項目です。
・食費
全国平均は4.1万円です。共働きで忙しい夫婦では外食が増えるため、食費が高くなりがちです。平均値と照らし合わせて多いか少ないかチェックしてみましょう。
・光熱水道・通信費
全国平均は2.2万円です。電気代やガス代、水道代のほか、インターネット接続や携帯電話にかかる費用もいれると、ある程度まとまった金額になります。
また、生活費の大小を大きく左右するのが「趣味・レジャー費」です。平均は2.6万円となっています。ここは意外と夫婦間で揉めやすいところ。上限を決めるなど話し合っておくといいですね。
ちなみに、生活費とは別に意外と大きな割合を占めるのが「保険料」です。生命保険や自動車保険など、結婚を機に新たに保険に入ることを検討している人も多いはず。こちらも忘れずに毎月かかる費用として認識しておいてくださいね。

単身世帯と比較してどのくらい違う?
単身世帯の支出と比べて2人世帯になる事でどのように変化しているのか見ていきましょう。
総務省が発表している「家計調査年報 家計収支編(2023年)」から読み取っていきます。
・住居費
家計調査によると、単身者の1カ月当たりの住宅費は35,391円。つまり新婚家庭の住宅費(平均(79,000円)は結婚前に比べて2倍以上に増えていることになります。理由としては、独身時代は実家に住んでいて住宅費を負担していない人も多いこと、結婚を機に広い住宅に引っ越すケースや、マイホームの購入をしてローンの返済が始まっているケースもあることが考えられます。
・食費
家計調査の結果では、単身者の1カ月当たりの食費の平均は38,668円。新婚家庭の食費(41,000円)と比較すると新婚家庭は安く抑えることができています。要因としては、単身世帯の場合は外食やテイクアウトで済ませることも多いですが、新婚家庭は自宅で食事をとったり、自炊をすることで1人当たりの食費が抑えられている可能性がございます。
2人でどうやって管理する?
「新婚生活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)」では、夫婦の家計管理状況として以下のようなデータが出ています。
<生活費支出・生活費管理は夫婦それぞれで実施> 13.1%
<生活費支出・生活費管理ともに夫婦二人で実施> 23.9%
<生活費支出・生活費管理は夫婦どちらか一方が実施> 59.4%
<その他> 3.6%
家計は夫婦どちらか一方で管理している世帯が多かったのですが、最近は、それぞれで行う「独立型家計」、夫婦で行う「協働型家計」が増加しており、夫婦の家計管理方法も変化しつつあります。
それぞれの家庭に合った管理方法を見つけていきましょう。
子どもが生まれ、成長していくと、次第に貯蓄も難しくなってきます。余裕のある新婚さんのうちに、2人でしっかり認識を合わせて将来のマネープランを考えておくといいですね。そのためにも、まずは毎月の生活費から、きちんと把握していきましょう!