※【最新情報】7月5日
LDKは、リビング・ダイニング・キッチンと読める方は多いと思います。意外に知らない間取りの読み方や意味などを間取り図と合わせて説明します。
間取りの意味って何?
建物の部屋の数や用途(機能)を数字とアルファベットを用いて表現しているものを『間取り』といいます。使用するアルファベットには、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)や、あまり見慣れないSやDENなどの表記もあります。
家族団欒のリビング「L」食事スペースの「D」調理場・台所の意味の「K」
居間と台所と食堂の機能が1室に併存する部屋をいい、住宅の居室(寝室)数に応じ、その用途に従って使用するために必要な広さ、形状及び機能を有するものをいう。
不動産の表示に関する公正競争規約第18条参照。
出典:公正取引委員会ホームページ
(chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.rftc.jp/webkanri/kanri/wp-content/uploads/2019/02/h_sekoukisoku.pdf)
表示規約にもあるように、居間(LIVING)、食堂(DINING ROOM)、台所(KITCHEN)の頭文字を使って表記しています。
また、不動産会社の表記では下記の図のように1部屋の場合と2部屋の場合の表記が異なる掲載にしています。
Sって何の略?
間取りを見ると2SLDKや3LDK+Sという表記を見かけます。
※F(FREE ROOM)と表記されることもあります。
SはSERVICE ROOMの頭文字です。主に納戸のような収納用の部屋がある際に表記されます。
居室として使えるようなお部屋でも、下記条件に満たしていないものは居室とは表記しません。
採光のための窓その他の開口部を設け、その採光に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、住宅にあっては7分の1以上、その他の建築物にあっては5分の1から10分の1までの間において政令で定める割合以上としなければならない。
建築基準法第28条
簡単に言うと窓(採光)がないお部屋はS表記ということです。
時々間取りで見かけるMBやPSってお部屋のどの部分?
LDKやSの意味はご理解いただいたかと思いますが、上記図のようなMBやPSとは何の略でしょう?
MB→メーターボックス
PS→パイプスペース
MB・PSともに住居として使えるスペースではありません。
メーターボックスとは、電気水道ガスなどのメーターを検診する為に設置している場所です。主に、玄関横に設置されているケースが多いです。
パイプスペースは水道やガスの配管が設置されているスペースです。脱衣所などのあたりに設置されていることが多いです。
その他のアルファベット表記
- WもしくはWICもしくはWCL
ウォークインクローゼットです。 - SCもしくはSIC
シューズクローゼットです。 - UB
ユニットバスです。ユニットバスといえば風呂・トイレ・洗面が一緒になっていると思う方もいらっしゃいますが、浴槽・壁・床・天井が一体化しているものをさします。 - UT
ユーティリティーの略です。浴室の横の洗面脱衣所の表記に使います。 - BL
バルコニーです。
上記のように間取り図の中に記載できる文字が多くなると、わかりにくい為、アルファベットを使用しています。
賃貸物件と売買物件の間取り図の違いについて
皆さんも賃貸物件と売買物件の間取り図には違いがあると感じた事がある方も多いのではないでしょうか。
これは賃貸と売買では、「物件に求める情報」や「取引の性質」が異なるため発生している現象です。
賃貸物件の間取り図の特徴
賃貸物件の間取り図は「現状の把握」と「手軽さ」を重視して作成されることが多いです。
また、取り扱う物件数が多いこともあり、簡易ソフトで作成が出来るようになっていたりと売買の図面と比較して、簡略化されている傾向があります。賃貸物件は入れ替わりも激しく、一つ一つの物件にそこまでのコストをかけられないという事情もあります。
そのため、記載されている情報が限定的になっています。
設備の情報もエアコンやコンロ数などの生活において必要最低限の情報のみになっていることが多いです。
構造や壁の厚み、梁の位置などの情報は基本的には記載されません。
これは「募集用」としての側面が強いことが原因だと考えられます。
売買物件の間取り図の特徴
売買物件の中でも特に新築分譲マンションや戸建ての間取り図は「将来を見据えた詳細な情報提供」と「正確性」を重視して作成されます。
そのため、各部屋の畳数だけでなく、壁の長さや奥行き、梁や柱の位置、窓のサイズなどより詳細な寸法や設備情報が記載されています。設備もメーカーのモデル名まで記載されているため、購入検討者でも簡単に調べることが可能です。
その他にも構造や断熱性能に関する情報、特に一戸建ての物件に関しては、より細かく記載されています。
これは「資産価値」としての側面があり、購入して住むだけでなく、個人の資産になる事で購入検討者により正確な情報提供を行うことで興味を持ってもらう必要があります。
今回解説した内容はあくまで目安です。
実は間取りの表記には厳密なルールがないのです。
一般の方が見てわかりやすいように記載したアルファベット表記ですが、近年賃貸用の物件でも機能性が高くなり、間取りを理解するのが難しくなっているのが現状です。また、不動産会社によって記載方法が違ったり表記が違うこともあります。
インターネットでお部屋を探して気になるお部屋を見つけ、間取りがわからない時は不動産会社に問い合わせて聞いてみましょう。


